エアコンとお家の話(2)
さて、前回からのエアコンとお家の話の続きです。
・エアコンの畳数表示設定は50年以上前のもの
・広さだけでなく、お部屋の条件も考慮するべき
というお話しでした。
そして、今回着目するのはこの「畳数」のお話しですが、
上にもあるように、50年以上前に制定されたこの表示。
では、一方の住宅の性能はというと
昭和55年基準(旧省エネ基準)
↓
平成4年基準(新省エネ基準)
↓
平成11年基準(次世代省エネ基準)
↓
平成25年基準(今はここ)
大きく分けて、このような推移をしています。
ちなみに、断熱性能を表す
Q値(熱損失係数)
※値が低いほど断熱性能が高い
という値で比べてみると、
昭和55年基準ではQ値5.2以下
平成25年基準ではQ値2.7以下
(ハートムリビングでは2.0以下)
断熱材やサッシの性能は劇的に変化しており、
これはもう比較するレベルですらありませんね(^-^;
さらに、ここにC値(相当隙間面積)が加わってくる
訳ですが、C値は平成11年基準で5.0以下
(その後、C値基準は撤廃されました…)
それ以前のお家はC値10.0以上とも言われています。
ですので、畳数表示制定当時の
「ほぼ無断熱の隙間だらけのお家」
と
「高性能断熱・高気密のお家」
では、同じモノサシでは測れないという事になります。
あ、誤解のないように!
エアコンの性能だって、劇的に進化を遂げ、まだまだ
進化を続けていますからね!
あくまで畳数表示のお話しです。
特に高気密高断熱住宅においては、畳数表示のみで
選んでしまうと「オーバースペック」になってしまう
可能性があるという事が、お分かりいただけましたか?
お家もエアコンも賢く選んで、エコでお財布にも優しく
快適な暮らしを実現したいですね(^-^)
〜営業部・Mr.K〜