照明計画~ペンダントライトの選び方~
こんにちは!
今回は照明計画についての第2段としてペンダントライトについてお話していきたいと思います!
ペンダントライトは様々なデザインのものがあり、お部屋の雰囲気のアクセントにもなる照明器具です。
ハートムリビングでも多くの物件で使用させていただいてます。
お客様に支給いただくことも多い中で
「ペンダント選びの際に気を付けて確認している箇所」
について、今回は書いていこうと思います!
–取付方法-
ペンダントライトは、主に3種類の取付方法があります。
・引掛けシーリング取付
・ダクトレール取付
・直接配線
それぞれの取付方法により施工方法等が変わってくるため、希望の商品がどのような取付形状になっているか確認が必要です。
-明るさ-
お客様でご準備いただく場合、ネットで購入いただくことが多いと思います。
デザインも豊富で比較的安値で手に入るのでおすすめです。
ただ、ネット購入の際には注意して選んでいただきたい部分があります。
注意点としては、器具により取付できる電球サイズ、ワット数(明るさ)が決まっています。
空間に対して少なすぎるワット数だと明るさが足りなく、その照明器具だけだと暗い空間になってしまいます。
・別のペンダントライトを選び直すか
・スタンドライト等の他の照明器具を追加するか
・ペンダントライトの数を増やすか 等
照明計画や予算に関わってくるため、照明計画の担当者の方と相談いただくのが良いと思います。
また、電球が付属されていない場合も多くあります。
電球が付属されていない場合は、
・電球サイズ(E17、E26口径が一般的)
・取付可能ワット数(40W~100W相当が一般的)
を確認して別購入の必要があるためここも注意が必要です!
-配光-
上記の明るさ部分の基準として、ワット数が参考になると記載しましたが、同じワット数でも明るさの感じ方が変わってくる要素があります。
ペンダントライトのシェード(電球の上につく傘のようなもの)の形状です。
この形状により光が出る方向やどれだけの強さで光が広がるか(配光)が決まってきます。
ペンダントライトの主な配光の種類は4種類あります。
■直接配光
中心から、ほとんどの光が下方向にでているタイプ
光を通さない金属等のシェードのペンダントライト
天井やコーナー部分には配光されないにくいため、陰影が生まれ、空間のめりはりがでてきます。
■半直接配光
多くの光が下方向に広がっていて、上方向への光は少ないタイプ
シェードに透過性の乳白ガラスなどを使ったペンダントライト
直接配光に比べて陰影がやわらかく、温かみのある印象に仕上がります。
■全般拡散配光
中心からすべての方向に光が出ているタイプ
透明や乳白色のガラス・アクリルなどのシェードや、和紙などを使ったペンダントライト
人気の裸電球タイプもこの配光になります。
光源から全方向に光が広がるため、空間を均一に照らしてくれます。
■半間接配光
上方向の光が多く、下方向の光が少ないタイプ
上面開放の照明器具で、光を通す半透明のシェード(透過性の乳白ガラスなど)のペンダントライト
光が直接目に入ることがなく、上品で柔らかい印象をつくりだします。
周りの照明配置や使用イメージにより、上記の配光も気にして選ぶとより良い照明選びができます。
ペンダントライトはデザインを中心に選ぶことが多いですが、
配光や電球の種類等まで気にして設置していくことにより、ワンランク上の空間づくりにつながっていきます。
ですが、お客様自身でここまで確認、想像することはなかなか難しいと思います。
ぜひ担当の設計やインテリアコーディネーターと相談しながら選んでいってください!