Blog

「家」と「庭」を考える。

家づくりとセットで考えたいのが「庭」ですかね。

(あくまでも個人的に・・ですよ)

埼玉で家づくりをされる方って「植栽は不要、庭はコンクリで固めてくれ!」

という方が多い気がします。

でも家庭って「家」と「庭」が合わさって成り立つものな気がしません?

最近では子供が土いじりをしない事で、かえって体を弱くしているなんて話を聞きます。

菌=ばい菌のような風潮が、人体に必要な「菌」を取り入れる機会を減らし

免疫力の低下を招いているもかもしれませんね。

少しでも土の部分を残し、公園でなくても土いじりができる環境をつくりたいものです。

さて、今回はシンボルツリーについてお話致します。

主な樹形としては二種類で

「単幹(一本)」と

「株立ち(複数に分岐した樹形)」があります。

葉張り(枝葉の広がり)のある「株立ち」がシンボルツリーとしては人気ですかね。

樹種を選定する時には 自身が何を優先したいか を考えます。

例えば”四季を感じたい”とか、”目隠しにしたい”とか

”実をつける樹がいい” ”鳥を呼びたい”・・等々。

参考までに

これはご存知「サクラ(落葉樹):染井吉野」の幹です。

サクラは根が強く、グングン成長していきますが

綺麗な花を沢山咲かせる為には、花芽の防虫(主に毛虫対策)は必須です。

運が良いとさくらんぼ(食べれません!)できます。

これは「オリーブ(常緑樹)」の幹です。

オリーブやユーカリの樹は根が浅いので、根付くまでは強風に注意が必要です。

1本では実をつける事は難しいので、実らせたい場合は2本植えます。

(近所のお宅にオリーブの樹があると蜂が受粉してくれたりします)

実をつけるまでに5年くらいかかりますかね・・(元気なイモムシが数匹つくかな)

オリーブオイル摂ったりピクルスつくったりできます。

といった感じで樹種の特徴を理解し接してあげれば、植物はそれに応えてくれます。

庭木が増えるごとに植栽の知識もだんだん増えて行きます。

そろそろ虫キライな方はしんどくなってきた事と思います(笑)が

 でもその虫のお陰で「バードウォッチング」が楽しめたりもするんですよ!(苦)

これはジョウビタキの雄かな。

なかなか野鳥の動きが早く写真が撮れないのですが、他にも

シジュウカラ・モズ・ムクドリ・ヒヨドリ・オナガ 等が訪れます。

我が家のモミジの樹は、なんか人気スポットになっています。

こやつも訪れたりして。(カエル嫌いな方ゴメンナサイ)

自宅の庭で「食物連鎖」の勉強ができます!(苦)

植栽で以外に知られていないのが「日差しに強い樹種は少ない」でしょうか。

良くみられる ぽつんと庭にシンボルツリー なんて

樹からしてみたら拷問みたいな植え方なんです。

低木で根本を保護してあげたり、他の植栽の葉が日陰となる時間帯を考えてあげたり

終始日向にならない様に注意してあげたいものです。

森の樹々って生き生きしていますよね。木陰も沢山あると思います。

これが本来植物の育つ良い環境となります。

雑草嫌がる方多いですよね?

木陰の下って雑草生えづらいって知ってますか?

適度に植栽計画する事で、雑草対策にもなりますので

家づくりと共に植栽にも目を向けてみては如何でしょうか。

〜裏方担当より〜

CONTACT