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工事の手順(~上棟)

皆様、シルバーウィークはいかがお過ごしでしょうか?

この連休は人出がかなり多かったみたいで・・・

行列に巻き込まれませんでしたか?

本日は前回に引き続き工事の手順のご説明をさせて頂きます。

前回は土台敷きの時の使用部材、気密処理、断熱処理の

説明をさせて頂きました。

今回は防蟻処理からです。

基礎の水抜き穴の防蟻処理
貫通部(配管等)の防蟻処理
土台、大引き等の防蟻処理
床板(下地材)の防蟻処理

土台、大引き等を設置しましたら1回目の防蟻処理を行います。

基礎の中に入ってしまった水を抜く為の水抜き穴

基礎を貫通している給排水、ガス管等の配管穴

こちらはホウ酸を含んだコーキングやパテを使用して処理します。

土台や大引き、床板等はホウ酸で処理します。

これらは床板(下地材)を施工した後では処理出来なくなってしまいますので床板を施工する前に防蟻処理を行います。

防蟻処理が終わりますと今度は断熱処理です。

鋼製束周りの断熱処理
配管周りの断熱処理1
配管周りの断熱処理2
基礎内側の断熱処理1
基礎内側の断熱処理2

防蟻処理を行う為に一旦必要箇所の断熱材を避けます。

防蟻処理が終わりましたら一旦避けていた断熱材を復旧し

鋼製束の脚周りや配管周りの断熱処理を行います。

そして基礎内側の断熱処理

これは基礎のコンクリートからの熱を遮断する為に行います。

実はコンクリートは木に比べて熱を通し易い素材なのです。

基礎の幅は15㎝、その上に基礎パッキン、そして幅が10.5㎝の土台がのってます。その為内側に約2㎝強の基礎の天端が現れてしまいます。

そこから外の熱が基礎の内部に入らぬようしっかりと断熱処理をさせて頂いております。

防蟻処理、断熱処理が終わりましたらようやく床板(下地材)の設置です。

床板(下地材)は後に行う内部の設備配管、24換気のダクト配管工事の際開けられるように必要箇所はビスを用い仮止めにし、その他後に開ける必要のない箇所は釘で本締めします。

床板(下地材)を設置し終えましたら最後にツーバイシートと言う粘着性をもったビニールを敷き詰めます。

これは上棟の際、またフローリング等の施工時までに床板(下地材)が汚れないように行います。

また、雨の心配がある場合はこの上に更にブルーシート等を掛け雨により基礎内への水の侵入が無いように致します。

これで上棟の準備が整いました。

本日は前回に引き続き工事の手順を説明させて頂きました。

皆様が普段あまり見ることの出来ない工事の手順や状況等をまたの機会に配信させて頂ければと思っております。

それではまたの機会に・・・

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